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東京都足立区青井、五反野の歯医者、トータル歯科東京青井の院長 高橋真広です。
今回は、「小児矯正におけるプレオルソとは？」についてお話をしていきます。

　

【目次】
1.プレオルソとは？
2.小児矯正の重要性
3.プレオルソのメリット
4.プレオルソのデメリット
5.小児矯正とプレオルソの適用時期
6.実際の矯正治療の流れ
7.まとめ

　

１.プレオルソとは？

プレオルソは、小児の歯と顎の骨、そして舌を含めたお口まわりの筋肉の発育を正常に導くための矯正治療法の一つです。プレオルソとは「矯正の前」を意味し、早期に不正咬合の予兆を見つけ、矯正治療に先立って、成長・発育の方向を正しい方向に修正してあげる手法のことを指します。

　

2.小児矯正の重要

小児のうちは「小さなズレ」が、成長と共に「大きなズレ」になってしまうことはよく経験します。
小児のうちに「小さなズレ」を是正し、正しい成長方向に導くことで、永久歯が正常に並ぶ可能性が高まります。一番わかりやすい例が、歯の抜歯です。矯正治療をする時に歯を抜くという話はよく聞くかもしれませんが、この原因の一つがスペース不足です。小児のうちの「小さなズレ」が、成長と共に「大きなズレ」になってしまう一番わかりやすい例ではないでしょうか。
また、正しい成長が行われないことによる口呼吸や顎の成長異常を防ぐこともできます。極端な出っ歯や受け口は、小児では見られません。

　

3.プレオルソのメリット

プレオルソには複数のメリットがあります。
以下にプレオルソのメリットを記載致します。

①早期発見・早期治療：お口周りの成長、歯並びに関する問題を早く対処することで、矯正の期間や難易度を軽減することができます。

②長を利用：発育段階に治療を行うことで、骨格の成長を利用して効率的な治療を行うことができます。

③自然な歯並び：小児という早期に矯正を始めることで、自然な歯並びを保つことが期待できます。

　

4.プレオルソのデメリット

プレオルソのデメリットも以下に記載致します。

①治療期間の長さ：早期から始めるため、総合的な治療期間が長くなることがあります。

②継続的な通院が必要：早期からの治療のため、継続的な通院や治療が求められます。

③装置の交換の必要性：1年を超えてくると、装置が傷んでくるので交換が必要になる場合があります。

　

5.小児矯正とプレオルソの適用時期

早期矯正を始める適切な時期は、症例により異なります。
当院では反対咬合のお子様に関しては3−5歳の早い時期に介入をすることもあります。
一般的には乳歯が生え変わり始める6歳頃からとなります。
8歳〜10歳の側方歯交換期と呼ばれる、乳臼歯（乳歯の奥歯）が生え変わる時期もプレオルソの適用に最適な時期と言われています。

　

6.実際の矯正治療の流れ

プレオルソによる実際の治療の流れを以下に記載致します。

①初診：まずは現在の歯並びや骨格の状態を診察します。

②精密検査・診断：必要に応じてX線や模型を取り、詳細な診断を行います。

③治療計画：患者さんの希望や条件を考慮し、最適な治療計画を立てます。

④治療開始：プレオルソや必要によっては矯正装置を使用して治療を開始していきます。

⑤治療終了：目標とする歯並びや咬み合わせとなったら、治療が終了となります。

　

7.まとめ

プレオルソは、小児の歯の発育を正常に導く早期矯正治療の方法の一つです。
早期の段階での治療は、多くのメリットがありますが、継続的な通院や治療の持続が必要です。
また正確な診断を元に、お子様へのリスクとベネフィットをしっかりご説明し、適切な時期に治療を開始することで、健康的な歯並びを手に入れることができます。

皆様の健康な笑顔のために、トータル歯科東京青井では、最先端の治療と丁寧なケアを提供しています。
小児矯正に関するご相談やご質問は、いつでもお気軽にお問い合わせください。