Instagram

新着情報

ブログ

糖尿病と歯周病

東京都足立区青井、六町、五反野の歯医者、トータル歯科東京青井の理事長 高橋真広です。
今回は、「糖尿病と歯周病」についてお話していきます。

【目次】

1.糖尿病と歯周病の関連性
2.糖尿病が歯周病に与える影響
3.歯科治療における糖尿病患者のケア
4.まとめと今後のアドバイス

 

1.糖尿病と歯周病の関連性

まず糖尿病についてお話をしていきます。

糖尿病とは1型と2型があり、1型糖尿病はすい臓のβ細胞の働きが生まれつき弱い、また自己免疫疾患などのダメージによりインスリンが十分に分泌できなくなってしまった状態、2型糖尿病は糖質のとり過ぎや運動不足などによりインスリンが十分に分泌されなくなる、働きにくくなってしまった状態を言います。
日本人の糖尿病の9割以上が2型糖尿病だと言われています。
糖尿病は体全体に様々な影響を及ぼしますが、特に歯周病との関連が深いことが分かっています。
糖尿病になると血糖値のコントロールが難しくなることから、口腔内の細菌が増加しやすくなり、それが歯周病のリスクを高める原因となることが分かっています。

                                                    

2.糖尿病が歯周病に与える影響

糖尿病患者は、非糖尿病患者に比べて歯周病になる確率が高くなります。
これは、高血糖状態が免疫機能を低下させ、歯肉の炎症を引き起こしやすくするためです。
また、歯周病が進行すると、血糖値のコントロールがさらに困難になることも分かっています。

 

3.歯科治療における糖尿病患者のケア

これらのことから糖尿病患者の歯科治療には特別な配慮が必要となります。
血糖値の変動を最小限に抑えるために、治療前に医師と相談し、適切なタイミングで治療を行うことも必要になります。
また血糖値を改善することにより歯周病が改善し、歯周病を治療することにより血糖値が改善することを示す研究結果もあります。ですので、糖尿病の患者様で歯周病を合併されている方は、積極的な歯周病治療が必要となります。
地域や職場の健診にて糖尿病、または予備軍の可能性が指摘された場合は、かかりつけの内科医を受診され、血糖値のコントロールに努めていただくことをお勧めいたします。
また、かかりつけの歯科医を見つけて定期的に受診され、歯周病のチェックまた定期検診を受けるようにしてください。

 

4.まとめと今後のアドバイス

糖尿病と歯周病は密接に関連しており、お互いに影響を与え合います。
適切な血糖値の管理と定期的な歯科検診を受けることが、これらの疾患の予防と管理には不可欠です。
トータル歯科東京青井では定期検診に特に力を入れております。
歯の為だけではなく、体の為にも定期的に歯医者に通うことをお勧めいたします。

定期的な検診にご興味がある方はぜひトータル歯科東京青井までご相談ください。