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認知症と歯周病
東京都足立区青井、六町、五反野の歯医者、トータル歯科東京青井の理事長 高橋真広です。
今回は、「認知症と歯周病」についてお話ししたいと思います。
【目次】
1.認知症とは何か?
2.歯周病とは何か?
3.認知症と歯周病の関連性
4.日常でできる歯周病の予防方法
5.まとめ
1.認知症とは何か?
認知症とは、脳の機能が徐々に衰えることにより、記憶力や判断力、日常生活の能力が低下する病気のことです。
高齢者に多く見られる疾患で、社会問題としても注目されています。
2.歯周病とは何か?
歯周病とは、歯を支える組織が炎症を起こすことにより徐々に破壊されていく病気です。
歯周病をそのまま放置すると歯が抜け落ちてしまうこともありますが、初期段階では自覚症状が少ないため、気付かないことも多く、注意が必要な病気であると言えます。
3.認知症と歯周病の関連性
認知症には様々な種類がありますが、その中でも患者数が多い「アルツハイマー型認知症」は、アミロイドβというたんぱく質が脳内に蓄積することで発症すると言われています。
アミロイドβは、健常者の脳にも存在しますが、短期間で排出されることが分かっています。
しかし、研究により歯周病菌がアミロイドβの産出・蓄積を促進させていることが分かりました。
歯周病というと歯や口腔内の問題だけと思いがちですが、実は脳や体にも悪影響があるということが明らかになりました。
4.日常でできる歯周病の予防方法
口腔内環境が悪化することにより、炎症が全身に広がり、脳にまで悪影響を及ぼすと言われています。
ですので、認知症を防ぐためには徹底した歯周病予防が大切であると言えます。
また、日本人の約8割が歯周病に罹患していると言われており、特に45歳以上の半数以上が歯周病であるという調査結果が出ています。
ですので、特に40代の方は認知症予防の為にも今から歯周病予防をしていくことをお勧めいたします。
歯周病予防のためには、常日頃の歯磨き、また定期的な歯科検診を受けて頂くことが非常に重要です。
正しいブラッシング方法を学び、フロスや歯間ブラシを使用して、歯と歯ぐきの健康を保つようにしましょう。
5.まとめ
歯周病を予防し認知症を防いでいくためには、歯周病と認知症の関連性を理解し、適切な口腔内環境の維持が重要になります。
歯や体のためにも、適切かつ定期的な治療と、常日頃からの歯のケアを心がけるようにしましょう。
歯周病が気になる方、また定期的な検診にご興味がある方はぜひトータル歯科東京青井までご相談ください。