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指しゃぶりはいつまで?
東京都足立区青井、六町、五反野の歯医者、トータル歯科東京青井の理事長 高橋真広です。
今回は子供の成長過程でよく見られる「指しゃぶり」について、その影響と適切な対処法をお伝えしていきます。
【目次】
1.指しゃぶりの基本理解
2.指しゃぶりが見られる理由
3.指しゃぶりの潜在的リスク
4.正しいタイミングでの対応
5.効果的な指しゃぶりのやめさせ方
6.保護者の方ができるサポート
7.まとめ
1.指しゃぶりの基本理解
指しゃぶりは、赤ちゃんや幼児が自らの指を口に入れて吸う行動で、多くは安心感を求める心理的なメカニズムから生じます。
この行為は生後数ヶ月で始まり、自然と減少することが多いですが、個人差があります。
2.指しゃぶりが見られる理由
指しゃぶりは主に以下の理由で行われていると言われます。
・安心感の獲得:不安やストレスを感じたときに落ち着くために指しゃぶりをする。
・眠りへの誘導:眠りにつきやすくするための習慣として指しゃぶりをする。
・好奇心や発見の一環:幼児が自己の体を探求する過程として指しゃぶりをする。
3.指しゃぶりの潜在的リスク
長期間にわたる指しゃぶりは、以下の問題を引き起こす可能性があります。
・歯列や咬合の問題:上顎の形成に影響を及ぼし、歯並びが悪くなる。
・感染のリスク:手についた細菌が口内に入ることで、感染症のリスクが増加する。
・言語発達の遅れ:口周りの筋肉の発達に影響を与え、発音が不明瞭になることもあります。
4.正しいタイミングでの対応
指しゃぶりは大抵の場合、3歳から4歳にかけて自然に減少し行われなくなりますが、5歳を過ぎても指しゃぶりが続いている場合、状況にもよりますが専門的な介入を推奨いたします。
5.効果的な指しゃぶりのやめさせ方
一般的に指しゃぶりのやめさせ方としては以下が挙げられます。
・行動の置き換え:指しゃぶりの代わりになる安心できるアイテム(ぬいぐるみなど)を提供し置き換えさせる。
・環境の調整:指しゃぶりを引き起こす環境因子を減らす。不安やストレスを少なくするなど。
・親のサポート:しゃぶらない行動をほめて奨励することで自発的にやめさせる。
6.保護者の方ができるサポート
保護者の方は、子供が指しゃぶりをする理由を理解し、ストレスを軽減するためのサポートを積極的に提供することが重要です。
いつからお子様が指しゃぶりを始めるようになったのか、なぜ始めたと思われるか、ぜひ改めてお考えいただけると良いかなと思います。
7.まとめ
指しゃぶりは多くの子供にとって一時的な行為ですが、長引く場合はお子様の口腔内の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
早めの対応と適切な方法で介入することが大切です。
ご不安やご質問があれば、いつでも当院までお気軽にご相談くださいませ。